タイプ別で上手くいく!上司と合わないときのコミュニケーション

Qざえもん

こんにちは。

AWコンサルティングのQざえもんです。

今回は、合わない上司とのコミニュケーションのコツについて解説していきます。

職場の人間関係に問題があると、大きなストレスを感じますよね。課長と仕事の進め方が合わない、チームリーダーが気分屋で話しかけるのが怖いなど、上司に関係する悩みは特に多くの人が抱えているでしょう。

上司と合わない場合でも、仕事を円滑に進めるにはコミュニケーションを取らねばなりません。そんなときは、自分の行動や心持ちを少し変えてみるだけでストレスを感じにくくできますよ。

そこでこの記事では、以下について解説していきます。

• 部下が「この人とは合わない」と感じる上司の特徴
• 上司のタイプ別に合わせた、上手なコミュニケーションの取り方
• 上司と合わないときでもストレスを溜めない方法
• 上司も部下に悩んでいる場合とは?
• 転職したほうがいい場合としないほうがいい場合

この記事を読めば、合わない上司とうまく付き合っていく方法がわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

部下が「この人とは合わないな」と感じる上司の特徴7つ

上手くいかない物事を解決するには、まず原因の把握が必要です。ここでは部下に「合わないな」と思われる上司の特徴を7つご紹介しますので、自分の上司に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

1.自己中心的な上司

部下のことを考えずに自分勝手な振る舞いをする人は煙たがられます。具体的には、言っていることがコロコロ変わる、部下の話を聞かずに怒鳴る、強引なスケジュールを組んで部下に無理をさせるなどです。

また、一見良さそうに見えるのが、部下に任せるはずの仕事にまで手を出してしまう人。「自分がやったほうが早い」と何でも上司がやってしまうと、部下が成長するチャンスを奪ってしまいます。

2.自分のやり方や考えを部下に強要する上司

自分のやり方や考えが一番良いと思っている上司は厄介です。上司の仕事の進め方が部下に合わないケースはよくあります。自分が上手くいったからといって部下にも同じやり方を強要してしまうと、場合によっては非効率なうえ、部下に余計なストレスを与えることも。

また、長時間労働や休日出勤をしてがむしゃらに働くことを良しとする上司は、ワークライフバランスを重視する若手とは価値観が合わないでしょう。

3.感情的な上司

何か上手くいかないことがあるとすぐ不機嫌になる上司は、チーム全体の仕事を滞らせます。部下はイライラしている上司を怖いと感じるため、疑問点の確認や進捗報告の際にすぐ声をかけられず、仕事の効率が落ちてしまうのです。

4.部下の手柄を自分のものにする上司

出世欲や承認欲求が高い上司の中には、部下の功績を自分のものとして上層部に報告してしまう人もいます。何回も続くと、部下は「どうせ成果を横取りされるのだから、頑張っても無駄だ」と考えてしまい、会社全体の生産性が下がる結果に。

また横取りまではしなくても、部下を素直に褒めず、何かにつけて「ほら俺がアドバイスして良かったでしょ」と恩着せがましく言ってくる上司も部下からの人望をなくします。

5.完全なハラスメント行為をしている上司

気に入らない部下を罵倒したり、外見的特徴を馬鹿にしたりして自分の鬱憤を晴らしている上司は当然嫌われます。自分が被害を受けていなくても、セクハラ・パワハラ・アルハラなどの横行を誰かがSNSで社名ごと告発すれば、会社の評判はガタ落ちして働きにくくなるでしょう。

また、成果に関係なくお気に入りの部下を評価するなど、えこひいきをして部下のやる気を削ぐ上司も問題です。

6.仕事ができないorマネジメント経験が浅い上司

人柄に問題はなくても困ってしまうのが、単純に上司の能力が低くて頼りにならない場合です。せっかく上司に相談したのに的確な指示を出してもらえないと、トラブルが解決しないうえ、部下の時間が無駄になってしまいます。

また、人手不足の中小企業などに多いのは、直属の上司が能力に見合わないポストに就いただけのパターン。マネジメント経験が浅く部下の仕事を把握できていなかったり、自分の仕事で精一杯だったりしてチーム全体の管理がおろそかになりがちです。

7.単純に部下と性格が合わない上司

上司と部下がどちらも「いい人」なのに、ただ性格が合わない場合もあります。

たとえば、どんどん新しいことを提案する革新的な部下と、リスクばかりを考えてアイデアを却下する保守的な上司。プライベートの時間は仕事のことを忘れたい部下と、仲を深めようと積極的にランチや仕事終わりの飲みに誘う上司などです。

上司が物事の前提から丁寧に話そうとし、効率重視の部下は「つまりこういうことですよね」と先読みして話を省略するなど、ちょっとしたすれ違いで互いにイライラしてしまうこともあります。

【タイプ別】上司と合わないときに上手くコミュニケーションを取る方法

上司と合わない原因が判明したら、次は上手くコミュニケーションを取っていく方法を考えましょう。ここでは上司を3つのタイプに分けて、性格別に解説していきます。

ロジカルタイプ

ロジカルタイプの上司は、自分の意見は持っているのに周りに主張しないため、部下から「何を考えているかわかりにくい」と思われがちです。しかし根拠に基づいた自分の意見はしっかり持っているため、よくわからないからと報連相を怠っていると仕事を進めたあとに却下されてしまうことも。

物事をしっかり考える、しかし積極的にコミュニケーションを取らないロジカルタイプの上司に対しては、部下が先回りしてあげると良いです。「ちょっと今よろしいですか」と突然話を振るのではなく、「明日この3点をお聞きしたいです」「来週の会議でこれを提案しようと思うのですがご意見伺えますか」など、時間に余裕をもたせた提示をし、上司が熟考する時間を確保しましょう。

成果主義タイプ

自分がプレイヤーとしてバリバリ成果を上げてきたタイプは、他人から指図されることを嫌います。周囲からの提案やアドバイスをなかなか受け入れないため、部下との衝突も起きやすいです。

自分のやり方に自身がある成果主義タイプの上司に対しては、反抗せず、基本的に判断は任せておいたほうが人間関係を上手くコントロールできます。

しかし明らかに上司の意見が間違っていて、会社やチームの不利益になるなら話は別です。データや根拠などを提示し、上司に何を突っ込まれても答えられるよう準備したうえで自分の考えを述べましょう。

直感・フレンドリータイプ

直感型の上司は元気が良く、周りの士気を上げてくれることも多いですが、その場のノリや自分との相性を重視する傾向にあります。そのためワイワイする飲み会が苦手だったり、職場の人間とは一定の距離を保ちたがったりする部下とは相性が悪いです。

フレンドリーな上司は基本的にお喋りで自分の考えを聞いてほしい人が多いため、いつもよりオーバー気味にリアクションをし、笑顔で聞き役になるのがおすすめです。機嫌よく仕事をさせておきましょう。

上司と合わないときでもストレスを溜めない4つの方法

上司と合わない状況が続くと、ストレスが毎日蓄積してしまいます。ここではストレスを溜め込まない4つの方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

1.仕事だけの人間関係だと割り切る

仕事や職場の人間関係を気にしすぎず、適度な距離を保つのが最も有効です。そもそも人間の性格や価値観はそれぞれ違うものなので、全員と上手くいくほうがまれなのだと割り切ってしまいましょう。

仕事に支障が出ないのであれば、基本的に笑顔で上司に従っておけばOK。タイムリミットより早く済ませる、先回りして仕事を片付けておくなどして、上司が口出しできないようにしておくと最低限の報連相だけで済みます。

2.相手を変えるのではなく自分の言動を変える

人を変えるにはかなりの労力を要します。それが自分より何年も多く生きてきた上司相手なら尚更です。相手に変化を求めるよりも、以下のように自分の言動を変える方法もあります。

自分の言動を変えるポイント

• 他部署との調整は自分でやる(ただし上司のメンツを潰さない程度に)
• 会社の人間関係は自分と合う人を中心に作る
• 上司の良い面だけ見て吸収する
• 合わない上司への言葉は慎重に選び、気分よく仕事させておく
• 言った・言わないですれ違いが起きる場合は、タスクリストを共有して可視化する

上記のように自分の心持ちや行動を変えれば、自然と仕事もできる人物になれますよ。

3.上司の存在を反面教師にする

上司と合わないと感じるなら、ただ遠ざけずに反面教師にするのもアリです。「自分は今のやり取りでどこに苛立ったのか?」「上司のどこに失望したのか?」と考えると、将来部下ができたときにそれをしないだけで良い上司に近づけます。

また、「上司は言うことがコロコロ変わるから、案を数パターン考えておこう」「しょっちゅう飲みに誘ってくるから、早く帰りたい日は用事があることをそれとなく話題に出そう」など、柔軟に先手を打てるスキルも身に付きます。

4.自分が成果を出して出世する

上司の能力が低くて頼りにならないときや、仕事のやり方が合わない場合、自分が出世してその上司の部下から脱却する手もあります。

ただし以下のケースだと上司を出し抜いて出世するのは難しいため注意が必要です。

• 上司が部下の手柄を横取りするタイプの場合
• 会社自体、年功序列の傾向が強い場合
• 自分の評価を上司本人が担当している場合

出世までいかなくても、できる仕事の範囲が広がれば裁量が大きくなり、上司の指示を仰ぐ回数も少なくなります。

上司側も合わない部下とのコミュニケーションに悩んでいるかも

上司と合わないと感じるのは、自分の仕事や態度に原因があるケースもあります。毎日のように同じミスを繰り返している場合は、上司も苦言を呈したくなって当然です。アドバイスや指摘を素直に受け入れず「怒られた!パワハラだ!」とただ被害者意識を抱えてしまっては、自分自身が成長できなくなります。

また、仕事はできていたとしても、日頃から挨拶・返事をしない、敬語をきちんと使えていないなど、ビジネスマナーがなっていない場合も。マナーができていないと他部署や取引先にも悪い印象を持たれてしまうため、一度自分の振る舞いを思い返してみるのも大事です。

上司とどうしても合わないなら転職すべき?

上司とそりが合わない場合、ストレスをなくすために退職するべきか悩みますよね。自分の状況によって、転職したほうがいいケースと、現在の会社に留まったほうがいいケースがあります。

転職を考えたほうが良いケースとは

下記のようなケースであれば、転職を考えたほうが良いかもしれません。

• ハラスメントなど明らかに問題行為をしてくる上司がいる場合
• 上層部や人事部に相談したのに対応してくれない場合
• 既に心身が疲弊して症状が出ている場合

おかしいと思うことがあれば周囲に相談し、協力してくれる環境にないのであれば離れたほうが良いでしょう。心身に影響が出ている場合は特に、速やかに状況を変えることを優先してください。

転職を考える前にできること

合わない上司が1人いるからといって、すぐに転職を考えるのはおすすめしません。原因と改善方法を考えずにただ逃げると、次の会社でも同じことの繰り返しになります。まずはさらに上の上司・人事部に現在の状況を相談したり、異動願いを出したりして改善を試みましょう。

友人や趣味のコミュニティなど、職場以外の居場所を作ってストレス発散するのも有効です。ただし、同僚に上司の愚痴をこぼすのはNG。いつの間にか社内に噂が広がって、上司本人の耳に入れば、さらなる人間関係の悪化に繋がります。

まとめ:上司と合わないときはコミュニケーション方法を変えてみよう

ここまで、以下のことを解説してきました。

• 部下が合わないと感じる上司の特徴
• 上司と合わないときのコミュニケーションの取り方
• ストレスを溜め込まない方法
• 自分にも原因があるケース
• 転職したほうがいいケースと、転職を考える前にできること

職場の上司と合わないのは、多くの人が1度は経験していることです。安易に転職して同じことの繰り返しになる前に、自分の言動を変えてみたり、周囲に相談したりとまずは今の状況を改善してみることから始めましょう。

一番良いのは、自分の心と身体を守るためにもストレスをなるべく排除して、活き活きと働ける環境を作ることです。ぜひこの記事で解説してきた対処法を実践してみてくださいね。

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この記事を書いた人

Qざえもんのアバター Qざえもん AWコンサルティングのご意見番

AWコンサルティングのご意見番のお侍。ビジネスマンの悩みを解決するのが生き甲斐。剣術の鍛錬と一緒に、組織開発についての知識や、ビジネスマインドを日々磨いている。

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