人の力を引き出し、組織に躍動感を。
戦略は描けている。人材も揃っている。それなのに、現場が動かない。部門の壁が越えられない。経営の意志が、末端にまで届かない――。
多くの企業が直面するこの停滞の根にあるのは、戦略の不備でも、人材の力量不足でもありません。戦略と現場のあいだに横たわる、関係性の断層です。いかに優れた戦略も、現場で実行されなければ意味を持ちません。そして実行の質を決めるのは、組織の中の人と人との関わり方そのものです。
AWコンサルティングは、戦略が現場で息づき、人の力が引き出され、組織が自ら動き出す状態をつくることに伴走しています。経営意志の同期から、ラストワンマイルの突破まで、戦略を組織の体内に行き渡らせ、成果として結実させることが私たちの使命です。
組織は、オーケストラに似ている

組織は、オーケストラに似ています。
異なる音色を持つ一人ひとりが、互いの存在を感じ、互いの音に耳を澄ませ、ひとつの流れを奏で始めたとき、組織は動き出します。指揮者も含め、メンバーそれぞれが主体的に音を重ね、全体としてひとつの音楽を生み出していく。これが、AWコンサルティングが目指す組織の姿です。
そしてその音楽の目的は、美しい調和そのものではありません。事業としての成果を完遂することです。関係性を整えるのは、組織として掲げた戦略を、最後の一音まで鳴らしきるため。AWコンサルティングは、この成果という到達点を見据えながら、人と組織に深く向き合い続けています。
なぜ、優れた戦略が現場に根づかないのか
質の高い戦略、洗練されたフレームワーク、最新の経営理論。いまや経営者がアクセスできる知見には事欠きません。それでも多くの組織で戦略が現場に根づかず、掲げたビジョンがスローガンで終わってしまう。その原因はどこにあるのでしょうか。
人間は「自分固有の物語(ナラティブ)」の中で生きています。いかに正しい理屈や正しい評価を突きつけられても、「自分には関係がない」と心の中でそっぽを向いたら、その先は何も進展しません。当事者には、当事者のリアルな状況の捉え方があります。
コンサルタントやAIが「正しい答え」を提示し、経営陣が「正しい方針」を打ち出したとしても、現場の当事者たちの問題意識と結びつかない限り、戦略は実行段階で力を失います。戦略が組織の体内に入り、一人ひとりの行動として立ち上がるためには、正しい方法論と当事者の問題意識を結びつけるプロセスが不可欠です。
ビジョンを「行動のDNA」として組織に定着させる。経営の意志を現場の動作にまで翻訳する。AWコンサルティングが取り組んでいるのは、この翻訳の仕事にほかなりません。
人が動くとき、何が起きているのか ―「論理」と「感情」の二重過程

人が行動を変えるとき、その内側では「論理」と「感情」という、ときに相反する二つの要素が働いています。心理学ではこれを『二重過程』理論と呼びます。
この二つの要素がうまく噛み合うと、飛躍的な変化が生まれます。正しい方法で取り組み、良い結果が出て、成功体験と自信を得る。だからさらに工夫を重ねる。論理と感情が「正の連鎖」を生み出すパターンです。
逆に噛み合わないと、「負の連鎖」に陥ります。間違ったやり方で失敗し、恥ずかしい思いをして自信を失い、二度と挑戦しなくなる。多くの組織で見られる動脈硬化の正体は、この負の連鎖が組織全体に蓄積した状態です。忖度、停滞、前例踏襲――これらは組織の隠れたコストとして、静かに経営を蝕みます。
AWコンサルティングは、論理と感情の両方に同時に働きかけ、組織と人材に正の連鎖を生み出すアプローチを大切にしています。これがAWの方法論の一つである「二重過程コンサルティング」です。集団的なバイアスを解きほぐし、組織の血流を取り戻すことで、当事者意識に再び火を灯していきます。
関係性を編み直し、成果につなげる ―「巻き込み力のマネジメント」
AWコンサルティングがもう一つ大切にしているテーマが、「巻き込み力のマネジメント」です。
巻き込み力とは、単に人を動かすためのテクニックではありません。上司や部下との関係、部門を越えた連携、社外パートナーとの協業。立場も利害も異なる人々の力を結集し、組織としての成果を完遂していくマネジメントの力です。
多くの組織で、部門間のサイロは戦略実行の最大の障壁となります。営業と開発が噛み合わない。本社と現場が通じない。経営の意志が中間層で止まる。これらを解きほぐし、組織を縦・横・外の三方向で再結合していくこと。巻き込み力のマネジメントが向き合うのは、この壁の突破です。
巻き込み力は、生まれ持った資質でも、特殊なスキルでもありません。仕事の進め方を丁寧に整えていくことによって、誰もが磨ける実践的なマネジメントの力です。AWコンサルティングは、企業変革の現場でこの巻き込み力を磨くための伴走を続けてきました。
その知見は、代表・渡邉篤史の書籍『巻き込み力のマネジメント 21の事例で学ぶ、人の力を引き出す実践知』(ダイヤモンド・ビジネス企画)に、21のリアルな事例とともに体系的にまとめられています。
AWコンサルティング目指しているもの ― 躍動感ある組織へ
AWコンサルティングが最終的に見つめているのは、組織に息づく躍動感です。
躍動感とは、動態的組織論でいうダイナミズムの訳語です。故・野中郁次郎氏が日本企業を蝕む病として指摘した、計画過剰・分析過剰・遵守過剰という三つの過剰。それらに対するアンチテーゼが、ダイナミズムという概念です。
コロナ禍以降、DX化、オペレーション強化、ルールの厳格化、リモートワークなど組織を効率化する仕組みは整ってきました。しかしその一方で、現場からは生気が失われ、組織は静かに疲弊しています。労働力不足のなかでZ世代、α世代を戦力化していかねばならない時代に、動けない組織であり続けることはできません。
いま日本の組織に必要なのは、整えられた静けさの中に、もう一度、人の熱量と主体性を取り戻すことです。計画を遵守するだけではなく、計画を超えて動き出す力。分析の結果を待つのではなく、現場が自ら判断し、挑戦する力。管理の中に閉じ込められるのではなく、組織の境界を越えて人と人が響き合う力。これらが呼吸するように日常となった組織の状態を、AWコンサルティングは躍動感と呼びます。
躍動感は、スローガンで生まれるものでも、制度を整えれば自動的に立ち上がるものでもありません。人と人との関係性の質が変わったとき、はじめて組織に流れが生まれます。関係性を編み直し、論理と感情の正の連鎖を起こし、関係者を巻き込みながら成果へと到達していく。AWコンサルティングの方法論のすべては、この躍動感を組織に呼び戻すために磨かれてきました。
そして私たち自身が、クライアントとの関係のなかで、この在り方を実践しています。外から処方箋を差し出すのではなく、組織の中に深く分け入り、一人ひとりの音に耳を澄ませ、ともに音を重ねていく。私たち自身が巻き込み、躍動感を奏でる一員となること。それが、AWコンサルティングが理論としてではなく、実践として大切にしていることです。
組織に、再び躍動感を。その一点を見据え、AWコンサルティングは今日もクライアントの現場に立っています。

これまでの実績【例】
- 東日本電信電話株式会社
- 西日本電信電話株式会社
- 株式会社NTTドコモ
- 株式会社エルテックス
- 東芝ビジネスエキスパート株式会社
- パナソニック株式会社
- 富士通株式会社
- 株式会社日立アカデミー
- 株式会社日立ソリューションズ
- ハウス食品株式会社
- 日本デルモンテ株式会社
- 武田薬品工業株式会社
- 相模ゴム工業株式会社
- 株式会社エディオン
- 本田技研工業株式会社
- マツダ株式会社 他
業種別実績【例】
- 生産財メーカー A社
- 売上150億円、従業員数250名
- 産業用設備メーカー B社
- 売上1000億円、従業員数1400名
- エレクトロニクスメーカー C社
- 売上1.5兆円、従業員数77,000名
- IT業界 D社
- 売上600億円、従業員数700名
- IT業界 E社
- 売上24億円、従業員数110名
- 医療サービス F社
- 売上 2500億、従業員数 2200名
※守秘義務の関係により社名は伏せております。
